【保存版】世界一周/長期旅で海外旅行保険を”ほぼ0円”にする裏技【クレジットカードの利用付帯保険を超解説】
- 世界一周旅に行くので、海外旅行保険ついて詳しく知りたい
- 長期旅(1年以上)に行くので、海外旅行保険料を安く抑えたい
- クレジットカードの「利用付帯」の海外旅行保険について詳しく知りたい
1年くらい世界の回る旅に出ようと思ってるんだけど、
「長期の海外旅行保険」って結構高いよね?
旅の資金は多くないけど、病気や盗難も怖い…
費用を抑えた手軽に入れる長期海外旅行保険ってないかなぁ〜。
本当に、そうですよね。
長期の海外旅行保険めちゃめちゃ高いです。
1年で、20万円とか普通です。
でも、そんな高額な長期海外旅行保険を、
「ほぼ0円」にすることができる「裏技」があります。
筆者も、この裏技を実際に使って、450日(約1年3ヶ月分)の保険代を”0円”にしました。
その詳しい方法を、実体験をもとに詳しく解説しています。
【裏技】クレジットカードの「利用付帯」の海外旅行保険を使う
今回ご紹介する「長期の海外旅行保険を”ほぼ0円”」にする裏技ですが、
クレジットカードの「利用付帯」を使用した、海外保険加入制度を利用します。
簡単にいうと、
というものです。
※利用付帯に関する、条件や詳しい解説は、後述。
最近では、世界一周や長期海外旅行に行く人の中ではよく知られている長期の保険加入方法で、
特に、2023年10月から、各クレジットカード会社の保険規約が改正され、
長期旅行者にとっては、かなり充実した内容となりました。
この「クレジットカードの利用付帯の海外旅行保険」を、
加入方法(使い方)・利用規約・メリット/デメリット・実際の使い方・注意点など、様々な点から解説していきます。
詳しくまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
【選択肢】「ほぼ0円保険」がナシの人とアリの人
今回ご紹介する、海外旅行保険料を「ほぼ0円」にする裏技、
「クレジットカードの利用付帯の海外旅行保険」についてですが、
正直に言って、旅の資金や渡航先の国、自分の考え方によって、
「ほぼ0円保険」がナシな人とアリな人がいます。
自分にとって何がベストなのか。
本記事の内容が必要かどうか、しっかりと自分で考えましょう。
まずそもそも、お金がある人は、
間違いなく普通の海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
保証も手厚いので、何かあった時に安心です。
次に、緑の枠の内容が当てはまる人(アリな人)は、
「クレジットカードの利用付帯の海外旅行保険」を検討してみるとよいかと思います。
長期の海外旅行保険は、1年で約20万円以上するものが普通ですが、
今回の裏技で、保険料を「ほぼ0円」にすれば、旅で使える資金を増やすことができます。
緑の枠の内容が当てはまる人の、参考になれば幸いです!
クレジットカードに付帯する「海外旅行保険」とは?
クレジットカードには、「海外旅行保険」が付帯されてるものがあります。
海外旅行保険の利用条件は、さまざまありますが、
その利用条件をクリアすることで、「0円」で海外旅行保険を使うことができます。
海外旅行保険を使える条件というのは主に、「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあります。
まずは、この2つの違いを解説していきます。
クレジットカードの「自動付帯」の海外旅行保険とは?
クレジットカード海外旅行保険の「自動付帯」とは、
特定のクレジットカードを保持しているだけで、自動的に保険が付帯される。というもの。
保険の期間は、「出国から3ヶ月」が一般的です。
例えば、海外で病院に行ったとします。
例)日本を出発してインドに到着。
屋台料理にあたったのか、1週間で体調を崩し、病院で診察を受ける。
※保険使用の可否は、病院にもよります。
このような時、以下のカードなら”持っているだけ”で、海外旅行保険を使うことができます。
簡単に言えば、「年会費=保険料」と言った感じです。
カードさえ持っていれば、事前の手続き不要で保険が使えるので、めちゃめちゃ便利です。
クレジットカードの「利用付帯」の海外旅行保険とは?
クレジットカード海外旅行保険の「利用付帯」とは、
特定のクレジットカードで、航空券などの支払いをすることで、保険が付帯される。というもの。
例えば、上記のように、海外で病院にかかったとします。
※保険使用の可否は、病院にもよります。
そんな時は、以下のカードなら”事前に航空券の代金などを支払いしておく”ことで、海外旅行保険を使うことができます。
これらのクレジットカードは、「渡航先への航空券代を支払いする」ことで、海外旅行保険が使えるようになります。
渡航の際には必ず航空券を買うと思うので、チケット購入だけで保険が適応されるのは非常にありがたいです。
しかも、年会費は「無料」です。
また、保険が適応となる条件として、出国前の航空券代の支払いに加えて、「出国後の航空券の支払い」も適応される場合があります。
次の項目で、「利用付帯クレカ」の保険適応条件と注意点と合わせて、解説しますので内容を把握しておきましょう。
ここからは「利用付帯クレカ」の話がメインとなります。
利用付帯クレカの「保険適応条件」と「注意点」
利用付帯クレカの「保険適応条件」
上記のように、クレジットカードの利用付帯の海外旅行保険を使う場合は、
事前に航空券などの支払いをすることが必須なわけですが、
航空券以外でも保険が適応になる条件がありますので、要確認しておきましょう。
基本的にどのカード会社も保険適応条件はほぼ同じですが、それぞれ確認が必要です。
以下、エポスカードの公式HPからの情報です。
【◎保険適応対象の例】
- 旅行会社で、「フランス旅行6日間パッケージツアー」の代金を支払う
※ただし、ツアーが「募集型企画旅行」か要確認 - 日本からインドへの航空券代を支払う
- 羽田空港まで移動する際のリムジンバスの代金を支払う
- 自宅から成田空港までのタクシー代を支払う
【×保険適応されない例】
- Booking.comでパリのホテルを自分で予約した宿泊代金の支払い
- 空港まで車で移動した時のガソリン代の支払い
いろいろ条件はありますが、一旦「航空券」を買えば保険は適応されると考えていいと思います。
利用付帯クレカの「注意点」3つ
利用付帯のクレカを使用する際に「注意すべき点」もありますので、事前に必ず確認しておきましょう!
各クレジットカード会社の保険適応条件を読んでみて、わからないことがあれば、
各クレジットカード会社の「海外旅行傷害保険サポートデスク」に直接電話してみましょう!
【重要】利用付帯クレカ保険の「保険適応期間」
次に、クレジットカードの利用付帯保険の「保険適応期間」についてです。
ここは、とても大事な項目です!
基本的には、保険適応期間は「90日間」ですが、
「日本出国前」と「日本出国後」で若干内容が異なるので確認しておきましょう。
【①「日本出国前」に利用付帯カードで旅行料金を支払った場合の例】
⇨「出国から90日間」が保険適応期間
例)4月1日に、5月1日羽田発→インド着の航空券を購入。
5月1日の出国日から、90日間(7月30日まで)が保険適応
【②「日本出国後」に利用付帯カードで旅行料金を支払った場合の例】
⇨「カード決済日から90日間」が保険適応期間
例)7月1日に、8月1日インド発→ネパール着の航空券を購入。
7月1日の決済日から、90日間(9月29日まで)が保険適応
今回の長期海外保険料を「ほぼ0円」する裏技は、
②「日本出国後」に利用付帯カードで旅行料金を支払った場合を使用して、保険期間を延長していく方法です!
ここからは実体験をもとに、具体的な方法を解説していきます。
【実体験】クレカの利用付帯保険で「450日」分無料にした方法
ここからはクレカの利用付帯保険で「450日」分の保険料を「0円」にした、実際の方法を解説していきますが、イメージは上記の画像の通りです。
単純に計算して、
「クレカ5枚」×「90日」= 「450日」分の保険
つまり、
ということです。
次に、僕が実際に作った利用付帯のクレジットカードをご紹介していきます。
【実際に作った】利用付帯のおすすめのクレジットカード5枚
カード会社 | 年会費 | 利用付帯か 自動付帯 | 保険期間 | 傷害保険 | 疾病治療費用 | 賠償責任 | 携行品保険 | 救援者補償 | 手荷物と遅延補償 | 電話番号 | 出国前利用か 出国ご利用 | 家族対象 | 家族カード | 公式サイト | 引受保険会社 |
リクルート(JCB) | 無料 | 利用付帯 | 利用日より 3ヶ月 | 死亡=2000万 治療=100万 | 100万円 | 2000万 | 上限20万円(※1) | 100万 | × | 0120258554 | どちらもOK | 妻も保険の対象 | ◯ | 公式HP | 損害保険ジャパン株式会社 |
エポス | 無料 | 利用付帯 | 利用日より 3ヶ月 | 死亡=3000万 治療=200万 | 270万 | 3000万 | 上限20万円(※1) | 100万 | × | 0120110101 | どちらもOK | グループ(家族)の代表が航空券を支払うことで全員保険適応 ※同行者(家族)もエポスを持っていればOK | なし (年会費五千円のゴールド会員以上は有) | 公式HP | 三井住友海上火災保険株式会社 |
三井住友NL | 無料 | 利用付帯 | 利用日より 3ヶ月 | 死亡=2000万 治療=50万 | 50万 | 2000万 | 上限15万円(※1) | 100万 | × | 0120658811 | どちらもOK | 本人同様に対象 | ◯ | 公式HP | 三井住友海上火災保険株式会社 |
JCBカード W | 無料 | 利用付帯 | 利用日より 3ヶ月 | 死亡=2000万 治療=100万 | 100万 | 2000万 | 上限20万円(※1) | 100万 | × | (81)50-3820-1301 | どちらもOK | 本人同様に対象 | ◯ | 公式HP | 損害保険ジャパン株式会社 |
JACCS | 無料 | 利用付帯 | 利用日より 3ヶ月 | 死亡=2000万 治療=200万 | 200万 | 2000万 | 上限20万円(※1) | 200万 | ◯ | 0428121408 | どちらもOK | 本人同様に対象 | ◯ | 公式HP | 三井住友海上火災保険株式会社 |
(※2)主な補償内容については、以下解説
僕が実際に作ったカードは、この5枚です。
タイミングによって、デザインや内容も少し変わったりるので、それぞれ確認しましょう!
【リクルートカード】
●年会費無料
●最短即日発行
●到着まで2,3週間
【エポスカード】
●年会費無料
●最短即日発行
●到着まで1,2週間
【三井住友NLカード】
●年会費無料
●最短即日発行
●到着まで2,3週間
【JCBカード W】
●年会費無料
●審査完了後発行
●到着まで1,2週間
【Jaccsカード】
●年会費無料
●審査完了後発行
●到着まで2,3週間
この5枚は、補償内容がほぼ一緒で、全て年会費無料で作成することができます。
(※2)主な補償内容の解説
主な補償内容 | 内容 |
傷害保険 | 旅行先で傷害により死亡したり、後遺障害が残ったりした場合に適用される補償 また、ケガや事故などで治療が必要となった場合に支払われる費用 |
疾病治療費用 | 旅行先で病気による治療が必要となった際に支払われる費用 |
賠償責任 | ホテルの備品を壊したり、他人をケガさせるなど、旅行先で賠償責任を問われることがあった際に適用される補償 |
携行品損害 | 旅行先でバッグやカメラなどの持ち物が盗難されたり壊れたりした際に適用される補償 |
救援者費用 | 旅行中に遭難した際の捜索費用や現地で入院した際に家族が駆けつける渡航費などに対する補償 |
手荷物遅延補償 | 飛行機に搭乗し、預けた荷物が届かなかった際の補償 |
他のクレジットカードと、楽天カードについて
上記のクレジットカード以外でも、年会費無料で、利用付帯の海外旅行保険が使えるものがありますので、参考程度にご紹介しておきます。
また、楽天カードの海外旅行保険を使用する場合、航空券ではなく、
ツアー代の支払いが条件だったり、年会費がかかったりするので、個人的にはナシです。
カード会社 | 年会費 | 利用付帯か 自動付帯 | 保険期間 | 傷害保険 | 疾病治療費用 | 賠償責任 | 携行品保険 | 救援車補償 | 手荷物と遅延補償 | 電話番号 | 出国前利用か 出国ご利用 | 家族対象 | 家族カード | 公式サイト | 引受保険会社 |
セゾンカード | 無料 | 利用付帯 | 利用日より 3ヶ月 | 死亡=3000万 治療=100万 | 100万 | 2000万 | 上限30万円(※1) | 100万 | × | 0120130242 | ① ② | 本人同様に対象 | カードによる | 公式HP | 損保ジャパン |
以下、楽天カード。条件がよくないので、個人的には無しです。 | |||||||||||||||
楽天カード | 無料 | 利用付帯 ※ツアー代のみ | 日本出国より 3ヶ月 | 死亡=2000万 治療=200万 | 200万 | 3000万 | × | 200万 | × | 0120456029 | ① | 家族カードがあれば対象 | ◯ | 公式HP | 楽天損害保険株式会社 |
楽天プレミアムカード | 11,000円 | 利用付帯 ※自動付帯 | 日本出国より 3ヶ月 | 死亡=5000万 治療=300万 | 300万 | 3000万 | 50万 | 200万 | × | 0120829126 | ① | 家族カードがあれば対象 | 550円で家族カードを作成し、 同様の保険 | 公式HP | 楽天損害保険株式会社 |
「ほぼ0円保険」のメリット、デメリット
記事の始めに「ほぼ0円保険」がナシな人とアリな人を解説いましたが、
「ほぼ0円保険」のメリットとデメリットについてもしっかりと触れておきます。
「ほぼ0円保険」のメリット
20万円分の体験・経験は、かなり大きいです。
インドであれば、2.3ヶ月は余裕で滞在できると思います。
また、ほぼ0円保険を検討する際に、旅資金の節約は大きなポイントですが、
スペアのクレジットカードの作成、という点でもかなり大切かと思います。
僕の実体験として、海外でクレジットカードを使ったら、その後不正利用されて、利用停止になりました。
当時は、2枚持っていたのでなんとかなりましたが、保険に関係なく、最低3枚は持っておいてもいいと思います。
「ほぼ0円保険」のデメリット
このデメリットの部分は、しっかりと考えておく必要があります。
参考までに、カード会社の提携保険会社に聞いたところ、クレジットカードの付帯保険は、内容によっては、治療費を他のカードの保険と合算できる場合もあるとのことでした。
「死亡保険は合算できない」が、「疾病治療費用」などに関しては、合算できる可能性がある。とのことでした。
例)リクルート(JCB)(傷害保険100万)+ エポス(傷害保険200万)= 最大傷害保険300万
また、世界1周中で、これからアメリカ!という場合に、
その期間だけ、しっかりとした保険会社の保険に加入する。という手もあります。
海外から入れる保険会社はこちらを参考にしてみてください。
【結論】ほぼ0円保険は、自分の状況に合わせて考えよう
以上、海外旅行保険をほぼ0円にする方法でした。
もちろんどちらにもメリットデメリットがあるので、
資金状況、渡航予定の国、渡航期間など、状況に合わせて、検討することをお勧めします。
世界一周や、長期渡航を予定されている人の1つの選択肢として、本記事が参考になれば幸いです!
【まとめ】実際に紹介したカード一覧
【リクルートカード】
●年会費無料
●最短即日発行
●到着まで2,3週間
【エポスカード】
●年会費無料
●最短即日発行
●到着まで1,2週間
【三井住友NLカード】
●年会費無料
●最短即日発行
●到着まで2,3週間
【JCBカード W】
●年会費無料
●審査完了後発行
●到着まで1,2週間
【Jaccsカード】
●年会費無料
●審査完了後発行
●到着まで2,3週間
以上となります。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。