【実録】インドの列車で33時間移動で、体調不良になって地獄だった話。
- インドの列車ってどんな感じ?
インドの長時間列車に乗る予定なんだけど、どんな感じなのかな?
インドの長時間列車は、10時間から、丸1日乗ることも珍しくありません。
そんなインドの長距離列車に、33時間の長旅をして来たので、その時の様子をシェアします。
まさかの33時間移動で、嫁が体調不良になりました。笑
インドの長距離列車、33時間の移動
【移動区間】「デリー→バンガロール」
今回移動した区間は、「デリー→バンガロール」のインド縦断です。
移動距離は、2,365km、北海道から鹿児島までと、ほぼ同じ距離。
予定の所要時間は、33時間です。
【出発】デリー 19:50発
デリーは、Nizamdin駅からの始発で、19:50発。
到着は、終点のバンガロールのKSR Bengaluru City Junction駅に、翌々日5:20着予定。
33時間の長距離移動ということで、座席クラスは、エアコン付きスリーパーの「3Aクラス」を購入。
値段は、1人Rs4,935(約1万円)。
チケットは、事前にニューデリーの外国人窓口で購入しておきました。
【夜飯】20:50
早速向かいの席のインド人は、持参した夜ごはんを食べ始める。
少しすると、スタッフが、夜ご飯のオーダーを取りに来る。
「ノンベジ?ベジ?」と聞かれるので、「ノンベジ」を選択。
さらに、30分ほど経って、ご飯が到着。
ライス、チキンカレー、ダルカレー、サブジ、ヨーグルト、
茶色の紙に巻かれているのは、チャパティ2枚。
思ってたよりも美味しそうな見た目で、味もそこそこ美味しくて、嫁もテンション上がってました。
あっという間に完食しました。
しかも食後には、バニラアイスも付いてきて、大満足。
食事は全て、チケット代に含まれているので、支払いする必要はなし。
【就寝】22:00
3Aの座席クラスは、シーツが配られるので、座席に敷いて寝ます。
夜は、電気も消えて、みんな携帯で、Youtubeを見たりしてます。
僕たちも、事前にダウンロードしておいたNetflixやYoutubeを見て過ごしました。
【朝食】8:30
今回の列車は、3食付なので、朝昼晩ご飯が出ます。
食版に、オムレツ、バター、ケチャップ、右下は、マンゴージュース。左下にあるのは、チャイ用の茶葉と粉ミルクと砂糖です。
無難な朝食で、問題なくいただくことができました。
ちなみに、嫁は、体調がすぐれないとのことで、朝食をスキップ。
マンゴージュースだけ飲みました。
食べ終わったら、通路の床の端っこに置いておけばいいようです。
みんな置いていて、スタッフの人が後で片付けにきます。
【異変】9:30 嫁、体調を崩す。
朝方からなんか調子悪いかも、と言っていた嫁。
どうやら本格的に、体調が悪化してきた模様。
症状は、「発熱・嘔吐・下痢」。
寝る→トイレに行く→寝る→トイレに行く→さらに、トイレに行く→寝る
この繰り返し。
食欲も湧かずに、頑張って飲み物を飲むけど、すぐにトイレ。
ぐったりしてて、かなりしんどそう。
終点のバンガロールまで、残り20時間。
【昼飯】12:00
2日目のお昼ご飯は、こんな感じ。1日目の夜ご飯とほぼ一緒。
嫁が体調を崩していて、もしかしたら、このカレーが原因説もあるので、僕もあまり食べず。
ヨーグルトだけは、少し冷えているような気がして、安全だと思ったので、いただきました。
一方、嫁の体調がますます悪くなり、近くにいたインド人が気にかけてくれて、薬をくれました。
現地の薬を飲んで、少し落ち着きます。
僕は、ランチ後のアイスで、落ち着きます。
【体調急変】14:30 TTEを探す
薬が切れたのは、インドの菌が薬を凌駕しているのか、
嫁、体調がますます悪化していき、これは大変。
車内にいたスタッフに相談したら「TTEに話にいけ。」と言われたので、TTEのところまで連れて行ってもらいました。
十数個の車両を走り抜け、なんとかTTEに会えました。
TTEに、妻が体調不良ということを伝えると、次の大きな駅で、ドクターが来てくれるとのこと。
・PNRナンバー(名前・座席番号・車両番号)
・体調不良の内容(Fever=発熱、Loose Motion=下痢、Vomiting=嘔吐)
この内容をもとに、ドクターが薬を持ってきてくれるようです。
【軽食】15:00
インドでは、ティフィンと呼ばれる、軽食タイムがあります。
嫁の体調不良を横目に、腹ごしらえする旦那。
とは言っても、結局、右下のお菓子とチャイしか飲みません。
2人で体調不良になったら大変なので、ここは我慢。
【ドクター検診】15:30
大きな駅に列車が止まり、座席のところまで、ドクターが来てくれました。
まさかの女性のドクターだったので、嫁も安心です。
今の症状を伝えて、脈拍を測って、大きな問題ではないとのこと。
薬を持ってきてくれて、Rs300の支払いをして、終了。
まだトイレとの往復だけど、ドクターに診てもらったことで、気持ち的には安心です。
【夜飯】20:00
体調不良の嫁を横目に、またまた腹ごしらえする旦那。
最後は、ベジタリアン定食。
チキンカレーの代わりに、パニールマサラが入っていました。
流石にお腹が空いたので、警戒していたとはいえ、半分くらいは食べました。
(半分食べるなら全部食べればよかった。)
最後に、絶対安全な、アイスクリームを食べてご飯終了。
これだけは、毎回欠かさずに食べました。笑
【就寝】22:00
ご飯も食べて、歯磨きもしたら、就寝です。
嫁は、ご飯は食べないにしても、少し良くなってきたような感じでした。
到着まで、残り7時間。
【到着】5:20
そんなこんなで、ようやく目的地のバンガロールへ到着しました。
嫁も少し元気になった様子。
重いバックパックを自分で背負って、なんとか歩けるまで回復。
本当は、このままバスに乗り換えて7時間の道を移動する予定でしたが、さすがに予定変更。笑
数日バンガロールに宿泊して、体調を整えることにしました。
ということで、33時間の長距離列車移動、
嫁、体調不良に見舞われて、死ぬかと思いましたが(旦那はアイスばっか食べてました。笑)、なんとか無事に目的地まで到着することができました。!
おつかれ!
インド列車で体調不良になったら、ドクターを呼ぼう
以上、インド列車で、33時間の長距離移動をしてみた、話でした。
基本的にやることはないので、Youtube見てるか、Netflix見てるか、音楽聞いてるか、景色を見るか、です。
いや、ほぼ、「食べるか寝るか」です。基本暇です。
とは言っても今回の移動で、嫁が体調を崩したので、なんだかんだてんやわんやした移動旅になりました。
嫁がずっと寝たきりだったので、周りのインド人が心配してくれて、薬までくれたりして、本当に助かりました。
また、インド列車には、「TTE」と呼ばれる緊急対応をしてくれるの人がいるようなので、もし体調不良になったり、何かあったときは、相談することをおすすめします。
皆さんも長距離列車に乗る時は、くれぐれもお気をつけください。
今回の内容が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。